ケイ素(珪素)は体に蓄積することができるか  

ケイ素は体に溜めていけるものなのでしょうか

水を飲む

残念ながら、ケイ素は体内で作り出すことはできません。

しかも、せっかく摂取したにもかかわらず、いつまでも体内に留まってはくれないのです。

これを「体内動態」と言います。

 

ケイ素の場合、食物として摂取すると消化を経て、腸管から吸収されてたった2時間ほどでケイ素血液濃度がピークに達します。

その後、血液の流れに乗って各細胞へと届けられたケイ素は、細胞の活性化やコラーゲンの生成などに使われ、使われず残ったものやジョイントの役割を果たしたものは剥がれ落ち、3~9時間かけて尿と一緒に体外へ排出されます。

 

ケイ素の体内滞在時間はおよそ24時間以下といったところで、体内を動き回って、働きかけて、使用済みになったら体内から追い出されている状態なのです。

ですから、毎日の食事の中で、どれだけ安定したケイ素を摂取できるかが、注目されているわけです。

 

わかめ

以前、「わかめは毛髪にいい」とせっせとわかめを摂取しておられる方がいらっしゃいました。

わかめのケイ素含有量は乾燥で7mg/100g 、生わかめで4.8mg/100gと決して少ない方ではないのですが、味噌汁や酢の物ばかりで飽きてしまわれたのでしょう。

一気に食べ溜めしようと思いついたようで、大量のわかめをお召し上がりになりました。

みなさんご存じの通り、乾燥わかめは水を含むとどんどんふやけていきますね。

もどしたら、想像以上の量になっていたなんて経験、みなさんにもあるのでは?

 

先の方はしっかり乾燥わかめを水で戻さずに召し上がったのか、はたまた面倒で乾燥のまま召し上がったのか…

気がついた時には、胃や腸でわかめがふやけて腸管をふさぎ、腹痛を起こして病院に救急搬送されました。

下剤ではどうにもならず、結局、腸閉塞で腸管切除されました。

 

まあ、これは極端な例ではありますが、体内動態でケイ素は体内に溜めて置くことができませんから、食べ溜めは無駄です。

日々の食生活の中で摂取し、安全な方法でバランス良く食する方法を模索しましょう。

 

便利なケイ素サプリメント

ケイ素 水

しかし、食品からのケイ素摂取に限界がある場合だってあります。

例えば、持病やアレルギーで摂取できる食物に制限がある方もいらっしゃるでしょう。

悪阻でバランス良く食事を摂れる状態にない方だっていらっしゃるはず。

 

そんな場合は、食品からではなく、ケイ素を多く含むミネラルウォーターやサプリメント等の栄養補助食品を活用することも有効です。

もちろん、ケイ素は上記のように体内動態が明白ですから、体内に過剰蓄積されるといった危険性や副作用の心配がないといえます。

 

しかし、注意が必要なのは、ケイ素以外にどんな栄養素が含まれているのかということ。

体内動態が不明な栄養素が多く含まれていたり、排出経路が明白ではなく体内に蓄積されてしまう栄養素と組み合わせていればかえって体にとって危険で、極端な表現にもなりますが「毒にもなる」と言えるしょう。

 

例えば水様性ビタミンであれば、多く摂取したとしても余分なものは尿と一緒に排出されます。

しかし、脂様性ビタミンは必要以上に摂取すると、主に肝臓などで貯蔵され、吐気・頭痛・肝肥大・血圧低下・結石など過剰症を引き起こすことがあります。

健康に有効とされるビタミンでさえ、過剰症を引き起こすのです。

 

有機物質と言われ、まだ全てが明らかではない栄養素がどんな症状を引き起こすのか未知数ですから、栄養補助食品の成分表示をしっかり見定める必要があります。

また、お薬と同じように、持病に対して禁忌の栄養素を含む場合がありますから、心疾患や高血圧といった循環器系で継続受診されておられる方は、主治医に相談してから使用を決めることをお勧めします。

 

ケイ素は加熱処理しても平気

やかんとストーブ

日本で生産されるミネラルウォーターは、殺菌もしくは同等の処理を義務づけられていますから、沈殿・濾過・加熱処理が施されています。

そのため、水を構成している酵素や炭酸ガスの微量化もしくは消滅してしまうことがあります。

 

反して、海外、特に欧州では殺菌処理しないことが義務付けられています。

ケイ素は加熱処理しても栄養素そのものや効果が変化することはありませんから、日本製のものでも海外製のものでも、効果は変わりません。

 

また、硬水よりも癖がなく、何かに加えても味が変わることもないようですから、そのまま飲んでもよし、料理に活用してもよし、体の中からだけではなく皮膚などに直接吹き付けてもよしと、活用は多岐に渡ります。

因みに一般的にミネラルウォーターと呼ばれているものは、正式には『ミネラルナチュラルウォーター』というもの。

他に、『ナチュラルウォーター』は加熱処理の代わりに化学処理が行われ、『ミネラルウォーター』はミネラル調整のために複数のミネラルウォーターを混合して紫外線殺菌されるもの、『ボトルドウォーター』は純水や蒸留水といったように、複数に分類されています。

ラベルだけをみて判断するのではなく、裏表示の『ミネラルナチュラルウォーター』もしくは『ナチュラルウォーター』との表記を確認するのをお忘れなく。

良いお水に水溶性ケイ素サプリを入れると、たちまち質の良いケイ素水が作れて、お値段も安上がりです!

 

 

2016年11月13日 ウモプラスアルファ