耳つぼダイエットは簡単にできて、始めやすくて続けやすい理想的なダイエット法です。
ゆっくり確実に痩せていくから、特に秋冬の太りやすい時期にピッタリ♪
今から始めれば薄着になる春頃にスッキリとできますよ。
耳つぼダイエットとは
耳には、手のひらや足の裏と同じようにたくさんのつぼがあるのを知っていますか。
その数は実に110以上とも言われています。
その中でダイエットに効果のあるとされるつぼを押すことで痩せる、というのが耳つぼダイエットです。
つぼを押すだけという、とても地味な作業なので効果が出るのか不安になる方もいるかもしれません。
逆に言えば、とても簡単なので今までいろんなダイエットに挫折した人におすすめです。
耳つぼダイエットができるのは整骨院や鍼灸院、美容サロンなどプロの手で施術してもらえます。
これらの場所で、定期的につぼを押してもらったり、食生活や普段の生活習慣に対するアドバイスなどをしているところも多くあります。
また現在は粒のついた耳つぼシールを貼ることで24時間いつでもつぼを刺激することもできます。
お店で貼ってもらったり、自分で自宅ではることもできます。
耳を刺激すると身体にいいのはなぜ?
耳にあるつぼの一つ一つは身体の各部を反映していて、これを「反射区」と呼び、つぼを押すことで、そのつぼに対応した部分が刺激され、体の機能が活発化または抑制され体質改善につながります。
代表的な耳つぼを下記にご紹介します。
肩こり
子育て中はもちろんデスクワークが多い人はどうしても肩がこりがちです。
凝り固まった肩は自分ではなかなか解消できないし、かといって誰かに揉んでもらうことも難しい…。
そんな時は肩こりに効く耳つぼを押すといいですよ。
つぼの場所は、耳の縁(ふち)の真ん中あたり、一番出っ張った部分になります。
肩こりを感じる人は、その部分が硬く少し痛みがあります。
腰痛
肩こりに次いで悩める身体の不調としてよく挙げられるのが「腰痛」。
こちらも自分ではメンテナンスが難しい箇所です。
耳つぼなら、通勤中や仕事中を問わずつぼを刺激することができます。
つぼの場所は、耳の縁(ふち)上部の内側にある軟骨にそった一帯にあります。
目の疲れ
テレビにパソコン、スマホなど、現代人は眼を酷使していると言われています。
眼の疲れは頭痛、肩こりにつながるばかりか顔の表情にも影響を与えます。
明るく輝く女性になるには、早めに眼の疲れをとることをおすすめします。
つぼの場所は、耳たぶの底辺あたる部分より少し上あたりです。
そこからまっすぐ上に伸びてくぼみの手前あたりも眼の疲れによく効くつぼがあります。
冷え症
冷え症の人は、冬だけではなく冷房の効いた夏にも手足の冷えやだるさ、むくみなどで泣きたくなるほどですよね。
冷え症は筋肉の衰えや、血液の滞りによってなるので、身体の新陳代謝を上げ循環をよくすることで改善できます。
つぼの場所は耳にあるくぼみの中で下部にある大きなくぼみの中に点在します。
血行をよくする「心」と新陳代謝をよくする「肺(2か所)」を刺激します。
他にもさまざまな美容や健康にいいつぼが耳には点在しています。
興味がある方はお店の人に聞いたり、インターネットでもいろいろな情報が手に入ります。
耳つぼはストレスなしのダイエット
厳しい食事制限やきつい筋トレ、面倒くさいカロリー計算など、ダイエットには何かとストレスがかかりがち。
耳つぼダイエットはそのようなストレスがまったくないことが嬉しいポイントです。
◆耳つぼを刺激することで、過剰な食欲を抑えることができるので、我慢を感じることなく自然に食事の量を減らすことができます。
◆新陳代謝をあげて痩せやすい身体づくりをサポートするので、若い人より30代、40代の女性に効果が出やすいダイエットです。
◆食欲や新陳代謝の他に、ホルモンバランスも改善する耳つぼダイエットは、体質改善も含めたダイエットなのでリバウンドがしにくいとされています。
【これからの季節にピッタリの理由】
耳つぼダイエットは、つぼを刺激したからといってすぐに食べる量が減ったり、体重が落ちたりするわけではありません。
身体の中からゆっくりと変わっていくダイエットだからです。
ですから、耳つぼダイエットしているから大丈夫だと過信して、食べ放題にいったり、夜中にジャンクフードを食べたりしていては効果を実感することができず失敗してしまいます。
ゆっくりしかし確実に効果を上げるには、耳つぼをしながら日頃の生活習慣を見直してみることがおすすめです。
特に食べるものを変えなくてもいいですが、自然とヘルシーなものが食べたくなったり、食べ過ぎたりすることが減ってくるはずです。
耳つぼダイエットは3~4カ月かけて長期に行っていきます。
それには秋・冬の今の時期がぴったりだと思いませんか?
セーターやコートで気になる部分を隠せるうちにこっそりダイエットして、春に軽やかにお気に入りの服を着こなす準備をしましょう。
また、年末年始はイベントが多くどうしても食べてしまいがち、その前に耳つぼダイエットを始めておくことで、余計なカロリー摂取を防ぐことができます。
最後にこの時期におすすめの理由は、耳つぼシールを使う場合、はがれにくいということです。
チタンや金粒などを耳に貼って絶えずつぼを刺激できる耳つぼシールは、夏や梅雨時期は汗や汚れでどうしてもはがれやすくなってしまいます。
けれど乾燥するこの時期は、シール部分がはがれにくく長持ちします。
ダイエットに効くつぼ
上から以下の順番に耳つぼがあります
【神門】
【大腸】
【食道】
【肺】
【内分泌】
【飢点】
(神門)
精神的イライラを抑えるつぼです。
ダイエットの大敵はストレスによるヤケ食いが大きいとされていますから、精神的な落ち着きを取り戻し、ストレスを減らすことで自然と食べる量を適正にすることができます。
(食道・大腸)
消化器官の働きを活性化して消化吸収を助けます。
ダイエットに重要な体内酵素は、消化に使われる分が多いと、代謝に使われる分が減って結果的に太りやすくなってしまいます。
酵素を有効利用するためにも、消化をスムーズにすることが大切です。
(肺)
このつぼは、食欲を抑える効果があります。
またインシュリンの過剰な分泌を抑える働きがあるため体質改善には欠かせないつぼです。
(食道・大腸)
消化器官の働きを活性化して消化吸収を助けます。
ダイエットに重要な体内酵素は、消化に使われる分が多いと、代謝に使われる分が減って結果的に太りやすくなってしまいます。
酵素を有効利用するためにも、消化をスムーズにすることが大切です。
(内分泌)
内分泌のつぼは、ホルモンの分泌を整えてくれます。
今まで生理不順だった方や、年齢を重ねると女性ホルモンの乱れによって体調も変わってくるでしょう。
そのような方にはこのつぼは最適で、痩せにくくなった身体を改善し、女性の身体の不調を軽減していきます。
(飢点)
こちらも食欲を抑えるつぼで、ついついやってしまいがちな食べ過ぎを防ぎます。
食事の15~30分前に刺激すると効果的です。
もちろん耳つぼシールで随時刺激してもOKです。
飢点を中心として軟骨にそって両側にあるつぼは、身体の水分調整にも役立つので一緒に刺激するといいかもしれません。
耳つぼダイエットはどうやってやる?
お店にいってももちろんいいのですが、耳つぼダイエットのよいところは、自分でもつぼを刺激できることです。
鏡を見ながらやってもいいですし、誰かにやってもらってももちろんOK。
その時は、痛くしないように気を付けてください。
“痛気持ちいい”程度がベストです。
また、今では「耳つぼシール(耳つぼジュエリー)」というものもあり、チタンや金粒などのついたシールをつぼに貼って24時間つぼを刺激することができます。
自分で説明書やネットの情報を参考に貼ってもいいですが、きちんとした知識を身につけたい方は耳つぼジュエリー施術者としての資格をとることも可能です。
自分に施術するのはもちろん、周りの人に施術することもできるようになります。
こういうもので刺激しよう
自分で耳つぼを刺激するときには、先の尖ったものを使うのは危険です。
丸みを帯びた棒状のもの、例えば消しゴム付鉛筆の消しゴム部分や、それでも痛みを感じる人はめん棒を使ってもいいと思います。
一番のおすすめは「ネイル用のドットスティック」。
先端が丸くなっていて、さらに両端にある丸の大きさが異なるので点在するつぼが見つけやすく、痛いのが苦手な人にも大きめな丸い先端は使いやすくなっています。
ネット通販で200円程度、100均商品にも探せばあるようです。
弊社のエステサロンでもたくさんの方の施術をさせていただきました。
やはりみなさん「耳つぼダイエット」にはとても興味あるようで、お試しになる方も多くいます。
施術するときには、お話を聞きながらダイエットに効く5つ(神門・大腸・食道・肺・内分泌)を中心に、便秘やむくみなどその人にあったつぼに貼っていきます。
ダイエットに成功して体重が減った、という方や「ダイエットのつもりが冷え性も改善されて、長年悩んでいた便秘もよくなった」という嬉しいお声もありました。
しかし、残念ながら効果が感じられない、という方ももちろんいます。
そういう方は耳つぼやっているから大丈夫、と食べ放題にいったりいつもより晩酌の量を増やしたりしてしまうのです。
耳つぼの良さをわかっていただけないのは残念に思いますし、もったいないと思います。
耳つぼを刺激した時に、耳に感じる心地よさや体や心に感じる変化をもっとゆっくり味わっていただけたらなと思うのです。
現在の女性は忙しくて自分の体を考える余裕があまりないように感じます。
そんな時に、ぜひ耳つぼを試してじっくり自分の体をみつめてほしいと思います。
まとめ
ネットの掲示板や口コミをみてみると、耳つぼダイエットは「痩せた!」という人と「全く効果がなかった」という人と反応が極端です。
それは「耳つぼを刺激すれば(何をしても)痩せる」という大きな誤解があります。
耳つぼダイエットをやっていても、暴飲暴食や休日には寝て過ごすという生活を続けていては痩せることはできません。
耳つぼダイエットを一つのきっかけとして、生活習慣を見直してみたり、リラックスして過ごす生活をしてみると、身体もそれに伴って変わってくるものだと思います。
耳つぼはそれを強力にサポートするツールとして利用してみてはいかがでしょうか。
2016年5月16日