夏本番ですが、この時期に最も注意しなければならないのが“冷え”です。
普段から冷えないように気を付けていても、交通機関や職場、飲食店など、知らず知らずのうちに体を冷やす環境に身を置いているのが現実です。
“冷え”が、どのように私たちの体に影響するのかしっかりと把握して、対策や改善をしていきましょう。
ご存知でしたか?
冷えには3つのタイプがあることを!
まずタイプ1は『上下差』による冷えで、頭が熱くて足先が冷たくなる状態です。
昔から上が涼しく下が温かい『頭寒足熱(ずかんそくねつ)』という状態が健康と言われていますが、冷えの影響で上下が逆転してしまうのです。
この『上下差』の冷えのタイプの対処・改善法には“足湯”がオススメです。
42℃の湯温で30~40分ほどかけて両足(踝から指3本分くらい上まで)をじっくり温めましょう。
次にタイプ2ですが、『左右差』による冷えです。
冷えの影響で骨盤が歪むことで、左右の脚の血液循環に差が生じてきます。
その結果、血液循環が悪くなった側の脚が短くなり、足先も冷えやすくなってしまいます。
体調が悪いときほど、足先の温度の左右差も大きくなります。
この『左右差』の冷えのタイプの対処・改善法にも“足湯”がオススメです。
湯温は同じく42℃で両足を5分ほど温めます。
5分後一度両足を出してタオルでよく拭き取り、赤くなっていない側の足(※つまり冷えている側の足)だけを再度42℃のお湯に入れて温めましょう。
最後にタイプ3ですが、『内外差』による冷えです。
手で触れられる部分は温かいのですが、実は体の深部(内臓)が冷えている状態です。
この『内外差』の冷えのタイプの対処・改善法には夜の“半身浴”がオススメです。
この時期なら38~40℃の湯温で※鳩尾から下だけを30~40分じっくり温めましょう。(※両腕は入れないように!)
また半身浴は暴飲暴食、特に冷たいものを摂り過ぎた時などに行うと、内臓が温まり胃腸の働きを活発にしてくれて消化を促してくれます。
あと足湯や半身浴を行う前は、十分に水分補給をすることをお忘れなく!
特に半身浴中は水分をこまめに補給しながら行ってください。
“冷え”と言ってもどのタイプの冷えなのかを知ることで、その対処や改善法が変わってきます。
冷えが体のどこに溜まりやすいか、まずはご自分の冷えタイプを見極めて、しっかり対処・改善していきましょう。
その日の冷えはその日のうちに!日頃から足湯や半身浴を習慣にして健康で若々しく夏をエンジョイしてください♪
2018年7月28日