最近、ケイ素が「美容にいいらしい」という声を聞くようになりました。
健康だけでなく、美容にもいいとされ、海外のセレブや美容業界にも注目されています。
そもそも、ケイ素とは、地球上で酸素の次に多く、存在する元素で、「シリカ」とも呼ばれています。
ケイ素(シリカ)は土や岩に含まれるミネラルの一種で、骨や血液を含め、人間の体中に存在しています。
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層から構成され、28日周期で新陳代謝を繰り返しています。
これをターンオーバーと言い、正常なサイクルで行われると潤いのある美肌を保つことができます。
表皮の下の真皮は、肌のハリや弾力を決める重要な部分で、繊維状のコラーゲンが網目状に張り巡らされています。
そのコラーゲンを束ねているのがエラスチンで、コラーゲンとエラスチンのすき間をヒアルロン酸やムコ多糖類が埋めています。
老化やストレスで新陳代謝が衰え、ターンオーバーが正常でなくなると、古いコラーゲンやエラスチンが真皮の中で硬化してしまいます。
その結果、肌のみずみずしさが失われ、シミやシワの原因となるのです。
コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸という、皮膚を構成する成分がしっかり結びつくことで、結合組織も丈夫になり、新陳代謝も活発化されます。
そうすると、ターンオーバーも正常に戻り、弾力と潤いのある美肌を取り戻せるのです。
ケイ素(シリカ)が「美容にいい」と言われていますが、ケイ素(シリカ)の量は、年齢とともに失われていき、40代になると誕生時の半分になってしまうと言われています。
つまり、ケイ素(シリカ)を適宜、外から補うことが美容や健康のためにも大切ということですね。
日頃からバランスの良い食事と共にケイ素を積極的に摂取していきたいですね。
2018年7月12日