医療技術の進歩はめまぐるしく、留まることを知らないかのように見えます。
それに伴い、寿命も長くなり、老後をいかに楽しめるかも、これからの日本における重要な課題になっていくと考えられます。
さて、日本は世界一の長寿国として有名です。
しかし、超高齢化社会と言われ、老人ホームの入居待ちをしているお年寄りも多いと聞きます。
「できれば家族に迷惑をかけず健康なまま天寿を全うしたい」そう考える方は少なくないでしょう。
そこで注目されているのが健康寿命です。
健康寿命は介護などに頼らず、自立して健康に生活できる期間のことを言います。
どんな人も、老後は健康に過ごしたいと思うのは当然ですし、そうでなくてはいけません。
では、この健康寿命を長くするためには、何に気を付けたらいいのでしょうか?
実は、健康寿命は骨の健康と深いつながりがあることが分かっています。
40歳を過ぎた頃から骨量は少しずつ減少しますが、特に女性は、閉経前後からエストロゲンの分泌が少なくなるため、骨密度も低下してしまいます。
骨密度が低くなると、少し転んだだけでも骨折しやすい状態になってしまうのです。
年をとってからの骨折は非常に大変なので気をつけなくてはいけません。
それでは、丈夫な骨を持ち続けるにはどうしたらいいのでしょうか?
強くて丈夫な骨に必要な栄養素を考えた時に、まず思い浮かぶのはカルシウムでしょう。
確かにカルシウムは骨の成分の大部分を占めています。
しかし、骨の構造を形成する柱の役割を果たしているのは、実はコラーゲンなのです。
そのコラーゲンとコラーゲンの隙間をカルシウムが埋めているというわけです。
つまり骨の健康のためには、コラーゲンとカルシウムをしっかりとつなぎ合わせてあげなければならないのです。
コラーゲンとカルシウムがしっかりと結びつくことで骨密度が高まり、骨折しにくい丈夫な骨を手に入れことができるのです。
健康で自立した老後を送るためにも、適度な運動をはじめバランスの良い食事やサプリメントを上手く活用していきましょう。
2018年7月15日